運行する上で面白い点は、運行する中で、プライベートでは行かないところに行けることです。この職種でなければ生涯行くことがないであろう場所に行く事がたくさんあります。海沿いのきれいな景色を見つけたり、過去にラジオで話題になっていたところを実際に通ったりと、新鮮な"気づき"があります。
難しい点は、車両を含めた設備について理解をし、危機感をもってトラブルが起きた場合の準備をすることです。入社した当初に、納入先で吐出バルブから製品である危険物がにじみ出たということがありました。その際に、どのように対処すればよいのか、知識がないため危機感を感じました。この経験があったので、親しくなったタンクローリーの製造会社の方にお願いし、構造を教えていただくなど、自ら勉強するようになりました。詳しく理解できていなくても、通常の業務はできます。しかし、トラブルが起きた時はより詳しい知識を必要とします。その時の為に危機感をもって学び続けるということは、難しいことですが、当社で運転職として業務をする上で大切なことだと考えます。
また、共育センターの講師は、面白くもあり難しい仕事です。世間一般の研修でもそうですが、研修を受ける側の意識は人それぞれで、受講するのに後ろ向きな人もいるものです。ですが、せっかく受講するのでしたら、一つでもプラスになることを伝えることができたらいい、それを積み重ねることができたらいいと考えています。情熱的になりすぎず、受講者に合わせて講習することを心掛けています。そうすることで、後ろ向きだった人が、前向きに、積極的に研修に参加している姿とみると、とてもやりがいを感じます。