お客さまに満足いただける物流安全と品質を目指して、2011年より、関西物流センター尼崎営業所内に「ダイセル物流・安全品質共育センター」を開設し、独自のカリキュラムを基にタンクローリー乗務員、構内荷役作業者を対象に共育を実施しています。
現役の乗務員、作業者が講師となり、教える側、教えられる側、共に育とうの意味を込めて “教育” ではなく “共育” と称しています。
過去のトラブル事例学習や危険物、毒劇物の取扱い、事故発生時の対応などの座学による知識教育だけでなくローリーポンプを使用した積込、荷卸作業、フォークリフトによる荷役作業、検品作業などの実技訓練や異常状態の再現による異常時対応、トレーラー運転時の死角の検証などの安全運転講習を実施し、実際に体験して学んでいます。
年1回、各物流センター代表が持ち前の技能、腕前を競い合う運転職技能コンテストを開催し、物流センター間の競争意識を刺激することにより技能の向上につなげています。
カリキュラムは毎年見直しを行っています。無いものは自分たちで作ろうということで、講師陣が共育ビデオを自主制作したり、時には笑いを入れ、自由闊達に質疑が出来る雰囲気づくりにも配慮しつつ、試行錯誤を繰り返しながら、日々共育活動のレベルアップを行っています。
『基本に始まり、基本に返る』を行動理念とし、安全品質共育センターの活用を通じた基本動作の習得・徹底、技術力向上により、安全品質の向上、物流トラブルの撲滅を目指します。